映画

シンジの心情を一挙考察!「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ4作感想!

 

※この記事には

・エヴァンゲリヲン新劇場版「序・破・Q」
・シン・エヴァンゲリオン劇場版

のネタバレを含みます。

 

すのうです。

今日は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
をみてきたので、

これまでのシリーズ三作「序・破・Q」
そして「シン」を含めた
4部作の総括的な感想を書いていこうと思います。

 

僕は、エヴァンゲリオン自体は
「新劇場版シリーズ」から知ったんですが、

今回この「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見る前に、
前3作「序・破・Q」をしっかり復習してから、劇場へ観にいって来ました。

 

その際に、僕がこの作品を見る時着目していたのは、

「主人公であるシンジくんの選択基準」です。

 

※以下、この記事には

・エヴァンゲリヲン新劇場版「序・破・Q」
・シン・エヴァンゲリオン劇場版

のネタバレを含みます。

 

 

ではなぜ、「シンジくんの選択基準」に着目したのかというと、

この物語のシンジくんは、
「エヴァに乗ります!」と男気を決めたかと思えば、

「父さんが悪いんだッ、、」と、
「なにもしたくないんだッほっといてくれよッ」

といった具合に、
被害者意識が強く、受動的、依存的な一面をみせたりしています。

 

エヴァに乗るか、乗らないか、
その上でどう意思決定し、何を選択するのか。

 

このシリーズの中では、数多くの選択を迫られる場面があります。

だからこそ、「選択」というのは、
この作品にあたっての大きなテーマの一つだと感じました。

 

それでは以下、
エヴァンゲリヲン新劇場版「序・破・Q」そして、
シン・エヴァンゲリヲン劇場版までの物語の動向を振り返りながら、

シンジくんがどんな選択をしたのか?
何を基準として、選択(意思決定)をしていたのか?

に着目して考察していきますので、
シンジくんが大人になるまでの過程を、一緒に確認していきましょう!

 

※かなり難解な作品ということ、
そしてストーリーは思い出しながら書いてるので、笑

多少のストーリーのズレとかも
もしかしたらあると思いますが、そこはお許しください!

 

以下、目次も長〜くなっちゃったんですが、

一つ一つの項目は短いので、気になるところがあったら
そこだけ読んでみてくださいね。

 

シンエヴァのところは特にみてほしいです!

そのうち、この記事から4作それぞれに分けた記事も出すと思います!

Contents
  1. エヴァンゲリヲン新劇場版「序」
  2. エヴァンゲリヲン新劇場版「破」
  3. エヴァンゲリヲン新劇場版「Q」
  4. 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
  5. 「エヴァンゲリオン新劇場版シリーズ」総括!
  6. 全人類にエヴァンゲリオンはみてほしい

エヴァンゲリヲン新劇場版「序」

「エヴァに乗れ」冒頭から理不尽すぎ事件

 

第一作目「序」の序盤で、シンジくんはいきなり
(シンジくんを実質捨てた)実の父を含む大人たちから

「エヴァに乗れ」と催促されます。

※「エヴァ」は有名なロボットみたいなやつのことです。
ロボットみたいとはいえ、感覚を共有するので、
ダメージ食らったらチョー痛いです。
もはや痛いのレベルではないです、、

Twitterより

 

もう冒頭からそんな感じなので、
理不尽の極みでしかありません(笑)

 

当たり前ですが、ここでシンジくんは少し駄々をこねます。
(しかも、父親と久々に会えたと思ったらこれです)

いきなりわけのわからんロボットに乗れって言われるんです。

多感な時期の中学生に一体何ができるでしょうか。
嫌に決まっています。

 

この時点では、まだシンジくんの意思決定の価値基準は
「周りに言われたから」
「自分は決めてない!周りが悪い!」ですね。

まだ現実を受け止めきれない、年相応の対応だと思います。

言っちゃえば、
子供の対応とでもいうんでしょうか。

でも正直、当たり前の反応だと思いますが、、笑

 

「エヴァに乗ります!」早速、一歩大人へ近づくシンジ!

 

ですが、ここである「きっかけ」となる出来事が起こります。

シンジくんがエヴァに乗らないと、

体中傷だらけの少女、
綾波レイがエヴァに乗ることになるのだと判明してしまうんですね。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より

ここでシンジくんは決意します。

(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ!!)

「エヴァに乗ります!」

と、、!(優しかっこいい!)

 

この時点で、シンジくんの意思決定の価値基準は、
「自分で決めた!」という感覚に近いといえます。

 

周りに責任転嫁するんじゃなく、
「自分の行動に責任を持つ」という、
大人への一歩を踏み出せたんですね!

想像を絶する恐怖と痛み、顔を出す己の弱さ

ですが、その後は、、、。

敵である「使徒」に対して、
なんとか勝てた、、

というか、当然うまく操縦できるはずもなく
一度は完膚なきまでに叩きのめされてしまったんですが、

エヴァンゲリオンというものの
謎のパワーによって暴走したことで、一応勝利します。

 

が、、、

シンジくんは、そのあまりの辛さに絶望、

「エヴァに乗りたくない」という思いは強まり、

それ以降しばらくは、
「エヴァには乗りたくないけど乗らされている」という
受動的なシンジくんが顔を出していきます。

(到底、年齢からして計り知れない重みと苦しさのはずです。
でもなんとか乗り越えてほしいですね!)

「好きでエヴァに乗ってるんじゃない」は本当なのか、、

 

ここで、前回のシンジくんの出陣の衝撃にて、

妹が怪我を負ってしまったという
クラスメイトから殴られてしまう描写があるんですが、

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より

 

そこでシンジくんは
「僕だって好きでエヴァに乗ってるんじゃない」と言います。

 

うむむ、もっともです(苦笑)

ですが、この時点ではまだシンジくんは
現状を受け入れることはできず、

「仕方なく乗っている」
すなわち、周りに責任転嫁している状態です。

 

厳しい視点で言えば、
「エヴァに乗らないなら帰れ」といった具合に、

強制的に乗らされるようなことは
ギリギリされてはいなかったので、乗らないという選択もできたはず。

(その場合、綾波はボロボロになりますが、、。)

 

だから正確にいえば、自らが選んで乗ったのだと言えます。

が、
とはいえあまりに理不尽すぎますね。

でも、それを言っていては始まりません。


なぜなら、制作陣(エヴァンゲリオンの世界における神)が鬼だからです。笑

どう頑張っても、それは避けられない。

でもだからこそ、その理不尽をどう乗り越えるのか?


という少年の成長を描いているのが、

この「エヴァンゲリオン」シリーズだと思うんですね。

 

絶望からの回帰!何がシンジくんを変えたのか

そしてまた、シンジくんは出撃の繰り返しです。

今度もまた、もはや痛いを超えるような痛みを感じながらも
なんとか敵に辛勝しますが、

それでもまた敵が現れます。

敵を倒しても倒しても「エヴァに乗らなければならない」
という宿命を背負うことになってしまったシンジくんは、

徐々に絶望の淵へ追い込まれていきます。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より

 

(でもこの後に比べたらまだ絶望レベル1くらい)

 

そして「序」の物語のラスト、再びエヴァに乗る機会が訪れますが、

誰に言われるでもなく、責任転嫁するわけでもなく、
シンジくんはここで、エヴァに乗り戦うことができました。

 

そこには、確固たる意志を持った
頼もしい少年、シンジがいたんです。

 

なぜ、シンジくんははらわた煮え繰り返るほど嫌がっていた
エヴァに乗ることができたのか?

絶望の淵にいたシンジくんを、何が変えたのか?

 

それは、クラスメイトやミサトさんからの応援の声を聞いたこと、
すなわち人の温かみに触れたことでした。

※シンジくんをぶん殴ったクラスメイトは途中、
シンジくんの辛さを身をもって知る描写があり、
以降仲良しになってます。めちゃいい子らです。笑

シンジくんは、再びエヴァに乗ることを決意します。

 

そして、「渾身のレーザービーム(?)の一撃」にかけた
ヤシマ作戦では、
一度は狙いを外してしまい、またもピンチに陥ります。

 

が!

クラスメイトやミサトさんからの応援の声を思い出し、
自分から、なんとか踏ん張って、自立した一歩を踏み出すのです!(ここは鳥肌!)

そしてトドメの一撃を見事、
敵へ命中させ「序」の物語は幕を閉じました。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より

涙を流しても、前を向き続ける、、!

「序」という作品でのシンジくんの成長とは

 

この「序」では、まだ完全に自立したわけではないのだとは思いますが、
それでもシンジくんは、一人の男シンジとして、確かに、

自分の行動に責任を持つことのできる
自立した大人への一歩を踏み出すことができたのだと思います。

とても立派ですね。シンジくんとても強い子です。

 

ここからさらに、シンジくんはどう成長していくのか?

そして、どう意思決定をしていくのか、、

 

ここから「破」をみていきましょう!

 

エヴァンゲリヲン新劇場版「破」

 

そして、「序」に次ぐ「破」

この物語は簡単に言えば、

シンジくんが、
さらなる絶望の淵へと追い込まれる試練を味わいながら、
それを乗り越え”漢シンジ”への階段をまた何段も登った、、!

というのが、二作目である「破」でした。

抜群のエンタメ性で、多くの人から大好評だったようですね!

大切な繋がり、そして運命と向き合うということ

 

この映画の序盤では、
前作「序」においては基本的に一人だったシンジくんですが、

 

綾波や、母親的存在であるミサトさん、
応援してくれたクラスメイトや

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』より

 

新たなるエヴァンゲリヲンのパイロットであるアスカ、
皆大好き、男前の加持さん、前作からおなじみNERV(ネルフ)の面々、、

たくさんの仲間に囲まれています。

※ネルフ:
敵である「使徒」と呼ばれる謎の生命体に対抗する組織

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

↑アスカとシンジくんです

 

そして、この映画の序盤にも、
敵である「使徒」が現れますが、

こいつは綾波、シンジくん、アスカの3人で倒すことに成功します。

 

この時のシンジくんの価値基準は、

「嫌といえば嫌だけど、自分の役目として受け入れて乗っている」(やや受け身)
「自分で選んで乗っている」(主体)

受け身、主体性、両方あったと思います。

もしくはその中間か、ですね。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

↑三人で協力して倒す!

 

でも前回のラスト、
自らで一歩を踏み出したことで、
確かに「自分の行動に責任を持つ」という主体的な大人へと近づいていました。

 

前作の序盤のように、
エヴァに乗ってもヒステリーを起こすことはありません。

そこにはただ、妙な落ち着きがあったシンジくんでした。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

きっと、
守りたいもの、大切な繋がりができたことで、

自分の役割として、エヴァに乗ることを
徐々に受け入れることができるようになったのだと思います(成長!)

 

一人だったシンジくんの周りには明るい仲間ができ、
いい雰囲気のまま、皆と結託することで敵も倒し、

この調子でいけば全てが順調、、

 

の、はずだった..

 

シリーズ最大の転換点とも言える、「アスカ乗っ取り事件」

そこで起こった事件が、
例のアレです。

そう、アスカ乗っ取り事件です。

「褒められた」が地雷へ

 

エヴァに初めて乗れた時
ヤシマ作戦で踏ん張れた時
3人で協力して使徒を倒せた時..

ここまで、シンジくんは確かに、
「○○のせいだ!と責任転嫁するんじゃなく、
一人の人として自分の行動に責任を持つ」

という、大人への階段を、確かに登ることができていました。

 

ただ、そこには一つ不安材料的な、
”麻薬”的存在がありました。

それは、シンジくんの奥に眠る
「承認欲求」です。

シンジくんは、父親に捨てられたも同然の扱いでしたが、
前作「序」においても、

「エヴァに乗らないなら必要ない」
という、ひどい扱いをされていました。
(諸事情はあれども、なんて父親なんでしょう!!)

 

ですが、今回の「破」では、
「アスカ」乗っ取り事件のその前、3人の任務において、

シンジくんは初めて、
「よくやったな、シンジ」と、

父親である碇ゲンドウに褒められるんですね。

 

もちろん、シンジくんはそれを嬉しく思い、
「初めて褒めてくれた!!」と、喜びをあらわにします。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

「はじめて褒められるのが嬉しいと思った」とシンジくん

シンジくんの心理と承認欲求の罠

 

なんか卑屈な解釈みたいにはなっちゃいますが、
シンジくんは現状、自分への自信の無さ、親に愛されなかった過去から、

「”周りから”褒められること」で、
承認欲求をが満たされることに
今は喜びを感じている状態です。

でもそれって、ある意味危険な状態です。

なぜならそれは
「他人から評価されなければ嬉しくない・幸せじゃない」
ということに等しいからです。

 

※以下「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!

今回の「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」にも、
ゲンドウの回想、内省シーンとしてちょこっと出てきますが、

※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!笑

他人の言葉なんて、コロコロ変わる不安定なものです。

 

それは、確かではないということ。

 

でも「””周りから””褒められること」で、
承認欲求が満たされることに喜びを感じているシンジくんの今の状態、

すなわち、
他人から評価されなければ嬉しくない・幸せじゃない状態、、

 

じゃないと自分を満たせないということは、
その考え方(価値観・パラダイム)から抜け出さないと、

一生シンジくんは満たされないことになってしまいます。

 

まして、もし他人から褒められない、認められない状態になったら、、?

その感情は、心の地雷と化してしまうでしょう。

一時的に満たされたとしても、それは一時的な快楽に終わり、
さらに「もっと褒めて!」という承認欲求を増大させてしまうんですね。

 

とはいえ、現実の僕らもそうですが、
人間なので、「褒められて嬉しい」なんて当たり前ですよね。

 

それが悪いのではなく、その罠として、
「他人から認められないと
一生満たされない状態が続いてしまうこと」

一時的に満たされては、さらに自分の承認を追い求める、
他者に依存する生き方

という部分があるのも事実です。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

 

シンジくんの心理を承認欲求ベースで考察

 

いろいろぶっ込んでしまいましたが、
ここでのシンジくんの価値基準には
「認められるため」という気持ちが芽生えていたのかなと思います。

父親や仲間、、
誰かが認めてくれるから、戦う。
(もちろん、皆を守るためというのもあったと思います)

 

この基準は、一応主体的と言えば主体的ですが、

どうしてもそこに「他人」という
コロコロ変わる不安定な要素があるので、
やや不安定な価値基準です。

 

なので、そんな風に他人軸で生きる生き方は
やがて限界を迎えていく、

ということがその後のストーリーでは展開されています。

そして、その承認欲求に振り回されることの
弱点を着くような出来事が、

この「破」の終盤では起こりました。

それが「アスカ乗っ取り事件」ですね。

 

友人の命か、自分の命か?迫られる究極の選択と葛藤

 

この、「アスカ乗っ取り事件」

ことの発端は、試験用としてアメリカで開発された
「エヴァンゲリオン3号機」の日本での使用実験において、

アスカがパイロットとして志願したことでした。

ですが、

その3号機の機体には敵である使徒が寄生しており、
そこでアスカの精神ごと乗っ取ってしまったんですね。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

これに対し、
シンジくんは何も知らされないままに出動要請を受け
エヴァに乗り出動します。

 

が、

すぐに違和感に気づきます。

「目標(敵の使徒)、、?

これ、エヴァじゃないか、、

アスカが乗ってるんだよ!できないよ、父さん!」

 

と、苦しみ、もがきます。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

ですが不器用な父も、
「それは使徒だ。命令に従え」とだけいうのみ。

しかし、乗っ取られたアスカの機体に攻撃されても、
攻撃しないシンジくん。

 

でもそこには確かに、
「人を殺すくらいなら殺されたほうがマシだ!」
という、確固たる自分の意志がありました。

 

絶望の淵(レベル2)でも、確かに
自立した大人になるためのステップを、シンジくんは進めていたんですね。

 

やっと信じられた父親から自らの手を汚される悲劇

 

ですが、そこへまたやってくる試練が、
「ダミープラグ」というシステムでした。

 

これは、ちょこっとだけ複雑なんですが、
使徒に乗っ取られているアスカとは
逆だと思ってもらえたらと思います。

要は、シンジくん側のエヴァの機体を、

シンジくんへ指示している組織「ネルフ」側が、
シンジくんのエヴァを乗っ取って自動で動かす
(シンジくんを乗っとる

というシステムでした。

そこからはもう、お分かりの通りです。

シンジくんの必死の抵抗も虚しく、
シンジくんの意思とは裏腹に、

乗っ取られたアスカの機体を、
シンジくんは乗っ取られた手で、

でも”実質自分の手で”
大切な仲間であるアスカをグチャグチャにしt※△※

、、、。

▼閲覧注意
▼閲覧注意
▼閲覧注意

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

(ここからシンジくんはまた、
責任転嫁思考に乗っ取られてしまいますが、
この混乱が転換点でした。)

 

父親から褒められたことがさらに裏腹に

そして、
シンジくんにそうさせたのは
紛れもなくシンジくんの父親である碇ゲンドウです。

 

でもまあ、いくらなんでも、
息子の手を躊躇なく汚す父親って、、

とは思ってしまいますね(苦笑)

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

写真右が、シンジの父である碇ゲンドウ

 

そして、実はここで
前半に父親から褒められた出来事が裏腹になり、

ただでさえショッキングな出来事が起きたのに、
それに加えてシンジくんは父親に対して

「”信じていたのに”裏切られた!」
という思いを増大させてしまったんだと思います。

ショッキングな出来事と被害者意識と癇癪

話は戻りますが、

父親の策によって、
乗っ取られたアスカの機体を、乗っ取られた手で、

でも”実質自分の手で”グチャグチャにしてしまったシンジくん。

 

※以下「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ちょっとネタバレ注意!

「シン」で分かったことですが
この時二人はどうやら相思相愛だったようです。

そんなもう、切り替えられるはずがありません。

※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!
※「シン。エヴァンゲリヲン劇場版」ネタバレ終わり!

任務が終わったシンジくんは怒りのあまり、
エヴァに乗ったまま、

シンジくんへ指示をする組織、
NERV本部をボイコットして脅します。

(が、強制的に失神させられて失敗)

 

ここでは、難しい選択だったけど、
一応「アスカを殺さないで自分が死ぬ」という決断はできました。

しかし、シンジくんは、ショックのあまり、
「嫌だったけど無理矢理やらされた!」
という、被害者意識からの癇癪を起こしてしまっています。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

かなり難しい選択ではありましたが、
そうなってしまうと、自立した思考でなく依存的な思考です。

 

ショッキングな理不尽が、
大人へと近づき始めていたシンジくんの心から、
昔からの悪い癖を呼び戻してしまったんですね。

シンジくんの選択は自分の意思なのか?周りのせいなのか。

そしてまた、目が覚めると見慣れた天井、

シンジくんは、

自らの意思で、ネルフを去ることを決めます。

(そこには確かに「やめる」という自分の意思はあり、
大人の階段は登っているんですね。)

 

とはいえその一方で、
一見「やめる」という自立した決意を持っているように見える根底には、

「父親に裏切られたから」
という被害者意識があるのも事実でした。

 

もうここから、どうなってしまうのか、、

 

迫り来る世界の破滅!かたわらシンジくんは、、

そんな困難の最中、
それまでで最強の強さを誇る使徒がやってきます。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

味方である組織、NERVは人類を守るべく
あらゆる手をじますが、とても敵う気配はありません。

皆もうボロボロになりながらも戦っています。

 

が、

それでもシンジくんは、
「もう知らない!」モードで、うずくまったまま。

そのかたわら、世界は確実に破滅の方向へ向かっていきます、、

 

シンジくんが、本シリーズを通して乗り越えるべき壁とは

そして、

綾波も最後の切り札としてミサイル特攻に挑みますが、
健闘も虚しく、使徒には効いている気配すらありません。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

そして、再びシンジくんも参戦、、!

 

ではなく、うずくまったまま。

 

この時、シンジくんの「自立心」は完全に息を潜め、

ただただ「裏切られた!僕は悪くない!」
という思考にハイジャックされてしまいます。

エヴァに乗って、皆のため、自分のために戦えていたときは、
そんなことなかったのに、、

「序」の終盤でもそうでしたが、言うなればこの
「絶望的な理不尽に見舞われた時の閉じこもりモード」

がシンジくんの悪い癖であり、
今作において乗り越えるべき壁なのかなと思います。

 

シンジくんの悪い癖が出てくるのはどんなときなのか?

 

僕らにもきっと、生きていれば
誰かのせいにしたくなってしまうこともあると思います。

理不尽に見舞われれば、そういった思考は
ふとした瞬間に誰にでも出てくることはあります。

 

シンジくんだって、常に「閉じこもりモード」で、
自分の殻にこもっているわけではないですよね(笑)

普段はただの優しい青年です。

しかし、ある時に悪い癖がブワッと発動してしまうんですよね。

・いきなりエヴァに乗れと言われた時
・言われた通りエヴァに乗っても、死ぬような思いをした時
・自らの手で好きな女の子を手にかけさせられた時

必ず、そういった「理不尽な出来事が起きた時」
この時「閉じこもりモード」を発動するという、

言うならば
”トリガー”があります。

 

それを知った上で、はたしてシンジくんは、
シリーズ全体を通して繰り返されている、

「理不尽な出来事が起きた時の閉じこもりモード発動」という、
自身のその悪い癖を、どう乗り越えるのか?

まだまだ追っていきましょう!

地獄を見せ続ける制作陣!そして固まるシンジくんの決意

 

話は戻りますが、

シンジくんが閉じこもりモードで途方に暮れる中、
やってきた過去最強の使徒(敵)と対峙した
NERVとエヴァパイロットの面々、、

 

もう街も皆もボロボロになったとき、
綾波に助けられたエヴァのパイロット
「マリ」が、危険な場所にいたシンジくんを助け出します。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

↑マリ

が、外に救出されたその瞬間、
シンジくんが見たのは、

使徒に食べられ、
使徒の一部として吸収されてしまった
綾波の姿でした。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

ああ、神(制作陣)は一体、
シンジくんにいくつ地獄を見せれば気が済むんだろう。

僕はそう思いました(笑)

 

そんな中、使徒に取り込まれてしまった綾波の姿を見たシンジくんは、
自身のエヴァ、初号機へとかけていきます。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

 

道中、苦手だった父親と対面しても、
それまでの閉じこもりシンジから殻を破り、

覚悟を持った目で父親を見つめ返し、こう言います

「乗せてください!父さん!
僕はエヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」

と!!!(これは胸アツ!!!)

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

なぜ、シンジくんはエヴァに乗る決意ができたのか?恐怖を打ち消すもの。

 

ここまでいろいろありましたが、シンジくんはこのとき確かに、
自分の意思で、エヴァに乗ることを決めることができました。

 

他の誰に言われるでも、責任転嫁するでもなく、
紛れもない自分の選択で、です!

 

ではなぜ、シンジくんはその選択をする決心がついたのか?

それは、綾波が使徒に食べられてしまったから、
というのが、理由の一つなのではないでしょうか。

 

大切なものは失って初めて気づくと言いますが、
それと似たような展開で、

目の前で綾波を失うことで、
綾波への純粋な想いにシンジくんは気づけたんじゃないかなと思います。

(多分、恋愛とか男女の好きでなく、純粋な愛!!)

 

シンジくんの場合、
その「大切なもの」は、綾波だったということ。

そして、

その想いの強さが
エヴァに乗ることで生まれる恐怖・痛み・苦しさ・嫌な過去

これら全てより上回ったからです。

 

シンジくんはそこから驚くべき力を発揮して、
使徒を圧倒していきます。

 

「僕がどうなったっていい。
世界がどうなったっていい。

だけど綾波は、、せめて綾波だけは、、

絶対助けるッ!!!」

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』より

 

という、もうこれは惚れないわけないだろうという漢気を見せ、
物語は最高のフィナーレを迎えます、、!

(ここは映画を見ることでしか体感できない、
魂が震える感覚ですよ!)

 

 

覚醒の代償!心震えるまま物語は終わるけど、、

 

そして、フィナーレのその後は、、。

 

シンジくんは覚醒し、使徒を圧倒したはいいものの
その代償は安くはありませんでした。

 

シンジくんが覚醒してしまったことで、
世界を終わらせる「(ニア)サードインパクト」が発動
(もう正直、細かいことはわかりません、笑)

 

一難さってまた一難、そこで物語は終わりを迎えます。

 

(エンドロール後、謎の少年「カヲル」くんが、
シンジくんに槍をぶっ刺して、世界の破滅をギリギリで防ぎました

 

「序」から「破」へ、何度絶望しようと立ち上がる!

前作「序」そして「破」序盤では
自立しかけていたシンジくんでしたが、

「アスカ乗っ取り事件」をきっかけに、

大人へと代わろうと奮起していたシンジくんに対して
過去のシンジくんの悪い癖が乗っ取ろうとしてきました。

 

さらには、最強の使徒が襲ってきて
NERVの皆はボロボロになり、

加えて綾波も捕食されてしまう、、。

もはや絶望の淵の淵の淵のような状態です。

 

ですが、

その絶望の経験が、
閉じこもりモードになって塞ぎ込んでいたシンジくんから、

「綾波」という大切な存在を思い出させてくれて、

自らの意思でエヴァに乗り、
大切な人を助ける選択をすることができた、、、

 

誰かのせいにする癖が根深く残り、
主体性を持てなかったシンジくんは、

今作「破」では、

自らの行動に責任を負うことのできる、
立派な大人へと着実に成長している過程を見ることが出来ました。

そして、次回作「Q」では、
さらに成長したシンジくんが見られる、、!

!!

!!!

きっと、当時シリーズを追いかけていた
誰もがそう思ったんでしょう(笑)

 

エヴァンゲリヲン新劇場版「Q」

 

ですが、現実はそうはいきませんでしたね。
だからこそ、エヴァンゲリオンなのかもしれません。

第三作目、「Q」は、一言で言えば、

「訳のわからないまま物語が進み、
訳のわからないまま終わる物語」

という、
「エヴァンゲリオンらしいといえばそうなのか??!」

という印象を受けた作品でした。

それでは、この作品でも、
シンジくんの「選択」に着目して追っていきましょう!

 

前作から一点、お得意の、、

舞台は前作から14年もの月日が経った世界
シンジくんは冒頭、目が覚めます。
(いきなり衝撃的な舞台設定です)

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

どうやらシンジくんが目覚めたのは
「ヴンダー」と呼ばれる、飛べる戦艦の中のよう。

誰に何を聞いても、

「あなたは何もしないで」

「チッ」(舌打ち)

「エヴァには乗るな」

などなど、
シンジくんは冷たい対応をとられてしまいます。

 

綾波を助けたはずが、なぜか綾波はいなくて、

シンジくんが覚醒して「世界がどうなったっていい!」と言っても
「いきなさい!」と言ってくれたミサトさんも、

 

アスカをはじめとする
昔から戦ってきた仲間も、

新規で入ったと思われる面々からも引き気味で見られ、

ついにはスイッチを入れると爆発する首輪までされるしまつ。

 

そう、またもや理不尽オブ理不尽です(苦笑)

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

「結局変わってないじゃん!!!」

 

ここは流石に、
前作で漢気を見せたシンジくんもその面影は消え失せ、

「訳わかんないですよ!」と
早速閉じこもりモードに入りそうなシンジくん。

 

ここでのシンジくんの「選択」の価値基準は、
前作の終わり「自立状態」近くから、

一気に「他責状態(閉じこもりモード)」
へ落ちていってしまいます。

(シンジくんの苦手な「理不尽」が起こったからですね)

 

自立状態→(前作まで)→(今ここ)→→他責依存の状態(閉じこもりモード)

↑こんな感じ。

 

このQという物語は、簡単に言えば、
シンジくんの悪い癖が出まくってる作品でした。

(周りも悪いです。シンジくんも誰も彼もみんな悪い!
けど状況が状況なので仕方ない!)

 

前作でやっと、「変わった!」と思ったのに、
今作では、これでもかと現実を見せつけてくる。

なんか、

「俺変わった!」と思っても、
二日ぐらい立ったら元に戻っちゃう現象みたいだなと僕は思いました。

もしかしたら、そんな人生の難しさを、この映画では
シンジくんへ向けての理不尽という形で経験させることで、

誰にでも当てはまる人生の神話として描いているのかもしれません、

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

それでは、どれだけ「結局変わってないやん!」なのか?
この先を読んで貰えばわかると思います(笑)

 

体に染み渡る、イケメンによる承認

皆から酷い扱いを受け、
またもや閉じこもりモードに入ってしまったシンジ君は、

頭の中に響くニセ綾波の声に惑わされ

ミサトさん含む周りから「行くな!」
といわれるにも関わらず、

戦艦の壁を破壊してやってきた綾波のエヴァについていってしまいます。

(シンジくんは閉じこもりモードになると、
反発したくなっちゃうんですね)

 

そして、、ついていった先にいたのが、
謎の少年、「渚カヲル」くんでした。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

このカヲルくん、イケメンのくせに(?)
チョー優しいときています。

ここでシンジくん、チョー甘えてしまいます、笑

 

カヲルくんは、シンジくんがずっと欲していた、
「承認欲求」を満たしてくれる人でした。

落ち込んでいれば優しい言葉をかけてくれるし、
頼み事をすれば必ず答えてくれる。

信頼していた仲間からも訳のわからないまま
ボロクソに言われ、

心身ともに満身創痍のシンジくんには、
自分自身を求めてくれるカヲルくんの存在はとても貴重だったのかなと思います。

満たされているけど、それで良いのか。

 

ここでは、「承認」という形で、
シンジくんは一見満たされているように見えますが、

「自立」とは程遠い状態に見えます。

 

というのもやっぱりまだ、
理不尽に反発する気持ちを持っており

「ミサトさんたちはなにもわかってくれない!
カヲルくんだけが僕をわかってくれるんだ!」

といった具合に見えるからです。

 

自立状態→(前作まで)→中間→他責依存の状態(閉じこもりモード)

だから、さっきのこの図でいうと、
他責依存の状態に僕は見えました。

明かされる真実と重すぎる重荷

が、しかし、その楽園のような時間も束の間、
「真実を知りたいかい?」

と、カヲルくんに外界へと連れ出されたシンジくんは、
驚愕の光景を目にします。

 

あたり一面が真っ赤、真っ赤、真っ赤の世界。

 

そして浮かぶ謎の小惑星のようなもの。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

シンジくんが覚醒して、
世界を破滅させる「(ニア)サードインパクト」を起こしてしまったことで、

人類の大半は滅びてしまったのです。
(この時点ではまだ確定ではありませんが)

 

この事実を聞いたシンジくんは、
「何も知らない!僕は何もしてない!」
と、責任逃れを始めてしまいます。

それもそのはずで、世界の存続がどうのとか、滅亡がどうのとか、
一人の中学生が抱えるには重すぎる難題です。

 

「世界がどうなってもいい!」→その後の残酷な結末

 

「世界がどうなっても、綾波だけは、、!」
といって綾波を救いにいったはいいものの、

本当に世界が滅んで(仮)しまった。

シンジくんは耐えきれなくなり、
「閉じこもりモード」発症間近です。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

この時のシンジくんの選択基準は、
自分がしてしまったことの重みに対する
キャパオーバーにより、

「僕は何もしていない!」の一点張りです。

 

前作、「世界がどうなっても、綾波だけは、、!」
のシンジくんとは、

まるで対局にまできてしまいました。

 

だいぶ落ちるところまで落ちてしまいましたが、
ここからどうなっていくのか、、。

 

余談なんですが、どこかで読んだ記事に、

「前作では観客の誰もが
「世界が滅んでも、いけ、シンジ!」とそう思った。

それを現実にしてしまうのは、
そういう意味で製作陣は誠実だよね」

みたいなことを書いてる人がいて、
なるほどなぁと思いました。

一体何のために全てを犠牲にしたのか?

ここまでですでにどん底ですが、
ここからさらに地底深くまで、、

シンジくんはさらなるどん底に突き落とされていきます。

 

実は、さらに悪いことに、「破」において救ったはずの
綾波さえも救えていなかったという事実が判明してしまいます。

 

見た目が綾波の人は存在しますが、
それは綾波のコピーで別人、記憶はなし、

つまりシンジくんが救ったはずの綾波は、
現実的に救えてはいなかった、と、、。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

↑あの時、救ったよね?という問いに、「知らない」と綾波(仮)..

”見事なまでに、起こりうる最悪のシチュエーション”

・信頼していた人たちには冷たくされ
・自分の選択で世界は滅び
・世界と犠牲に救ったはずの綾波も救えていなかった

 

これはもう、
起こりうる最悪のシチュエーションといっても良いのではないでしょうか。

僕らにも、人生ではとことん嫌なこと・悪いことが続く時期というのは、
存在していると思います。

 

そういうときってつい、
シンジくんと同じで、自分の罪(非)を認めたくなくて、
他人を責めてしまうんですよね。

それでは、そんなときどうしたらいいのか?

シンジくんは、壮大なスケールで起こってしまった
自分の罪を、どう乗り越えていくのか?

これまた追って、考えていきましょう!
(もっとも、「Q」では答えは出ない気がしますが、、笑)

ヤリで全部ヤリ直せる!すがった希望は吉か凶か、、

シンジくんの現状を整理すると、

・信頼していた人たちには冷たくされ
・自分の選択で世界は滅び
・世界と犠牲に救ったはずの綾波も救えていなかった

起こりうる最悪のパターンが起こっていたんでしたね。

そこで、誰もが考えるのが
「罪滅ぼし」です。

 

シンジくんは、信頼しているカヲルくんの提案した案を聞くことで、
全てをやり直そうと決意します。

(選択の観点で考えると、
やっぱり他人(カヲル)への依存味が強いですね)

 

具体的には、
地下深くにある槍を抜くことで全てをやり直せる、

というプランでした。
(「やりでやりなおす」のセリフはこの映画で有名なネタです。笑)

もうなんで槍を抜いたらやり直せるかとか、
細かいことは知りません!笑
かなり難解なので!

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

しかし、かつての仲間であるアスカやマリ、

そしてミサト率いる「ヴィレ」(VILLE)
がそれを防ごうと奮起します。

が、しかし、シンジくんはいうことを聞かずヤリにまっしぐら。

※ヴィレ:VILLE:
元NERVとして人類を守っていた組織

シンジの父、碇ゲンドウ率いる「NERV」は、
今作からの敵となっており、
良からぬ目的のために孤立しているようです

 

いわゆる有名セリフ、
「ヤリがあれば全部ヤリなおせるんだよ!!!」
ですね!

誰も望んでいないのにそれをやってのける、誰も救われない物語

しかし、ヤリに近づくと、カヲルくんは異変を察知して、
「やめよう。嫌な予感がする」と言います。

どうやら、

カヲルくんが思い描いていたプランと違っていたようです。

 

しかし、
自分のやらかしてしまったことに罪悪感を覚え、

「許されたい!早く元に戻したい!
きっと戻せるはずだ!!槍でヤリ直せるはずだ!」

 

という希望の幻想にすがりたいシンジくんは、
アスカやミサトさん、そして大切なカヲルくんでさえ、

もはや誰も望んでいないのにも関わらず、

ヤリをひっこ抜いてしまいます。

(一応、自分の意思で!笑)

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

最悪の現状を取り返そうとした結果、最悪中の最悪の悲劇を引き起こす主人公!もはや笑うしかない!

 

すると起こったのは、
世界を滅ぼす「フォースインパクト」でした。

もはや観客である僕らも、笑うしかありません。笑

 

最悪の現状を取り返そうとしてした行動が、
最悪の中の最悪の中の最悪中の最悪な現実を引き寄せてしまいました。

これには思わずシンジくんも、

「なんなんだよこれ、、」

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

おまけに、シンジくんにつけられていた
覚醒防止の首輪をつけていたカヲルくんは、

シンジくんの目の前で頭がふっ○ぶという、、。

(「○○インパクト」が起きる時は、
たいていエヴァは覚醒するようです。
でももう、細かいことはいいのです!笑)

他に類を見ない最悪の連続「Q」という作品

結果、世界の崩壊は仲間がなんとか食い止めてくれたものの、

・信頼していた人たちには冷たくあしらわれ
・自分の選択で世界は滅び
・世界と犠牲に救ったはずの大切な人(綾波レイ)は救えていなかった

そして、

・世界を救える!やり直せる!と思ってした行動は最悪中の最悪の結果を生み出し
・ありのままの自分を受け入れてくれた
たった一人の友達(カヲルくん)は目の前で無残な死を遂げる

 

、、やはりこのQという作品は、
起こりうる最悪の選択肢を全て詰め込んだような作品でした。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

物語の終わり、全てに絶望の絶望の絶望しきったシンジくんは、
操縦席でうずくまっています。

 

繰り返しにはなりますが、

・信頼していた人たちには冷たくあしらわれ
・自分の選択で世界は滅び
・世界と犠牲に救ったはずの大切な人(綾波レイ)は救えていなかった
・世界を救える!やり直せる!と思ってした行動は最悪中の最悪の結果を生み出し
・ありのままの自分を受け入れてくれた
たった一人の友達(カヲルくん)は目の前で無残な死を遂げる

 

これですからね(笑)

 

そのまま、シンジくんは自分で歩くことすらままならないままに
真っ赤な荒野をアスカにつれられて、物語は終わりを迎えていきます。

 

世界をめちゃくちゃにするだけしておき、何も解決しないまま終わる物語

 

この「Q」では、前2作とは一点、
シンジくんが退化した(ようにみえる)作品でした。

 

とはいえそれも悪いことではなくて、成長のためには、
時に過去の自分の記憶や悪い癖に引っ張られてしまうもの。

そして、

普通のストーリーであれば、
それを乗り越え続ける様子を描くのだと思います。

が、エヴァンゲリオンは違って、

成長を見せてから、
あえてどん底のどん底へ落とすということをしました。

 

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

さらに、それには飽き足らず、

どん底のどん底に突き落としてからどん底に突き落とし、
誰も望まないやり方で世界をめちゃくちゃにする主人公、

そして何も解決しないまま終わる物語、、笑

 

精神崩壊により、幼児化してしまった主人公

 

僕は、この物語の最後、
シンジくんがアスカに無理やり連れ去られるシーンでは、

シンジくんは申し訳ないけど、

気持ちはきっと、常人では想像しきれない
計り知れない痛みなんだろうけど、

シンジくんの選択基準は赤ちゃんレベルになってしまったなと思いました。

精神崩壊と、幼児化です。

 

自分で何も決められない、何も出来ない、
動くことさえできない。

これはもう、赤ちゃんになってしまったな、と、

そう思いました。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

キャパを超えて追い込まれてしまった人間の行く末

 

ちなみに、これを読んでくれてるあなたは、
嫌なことが積み重なりすぎてしまった時、

赤ちゃんのように全てを放り出して、
泣きたくなることはありますでしょうか。

 

僕はあります。(言うのチョー恥ずかしいですが)

そんな経験も踏まえると、

もしかしたら人は、追い込まれすぎると
幼児化するようにできているのかもしれません。

 

もしくは、幼かった時に傷ついたの自分の顔が、
「チャンス!!」とばかりに
ひょこっと顔を出してくるのかもしれません。

そして、それを表しているのが今回のシンジくんのラスト、

閉じこもりモードを越した赤ちゃんモードなのかもな、と思いました。

【公式】ダイジェスト これまでの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』より

 

この、

落ちるところまで落ち(すぎ)たシンジくんが、
最終作ではここからどうなっていくのか?

 

復活するのか、
それともまた絶望で終わるのか

 

気になったので最終作を見にいき、
その結末を確かめにいってきました。

 

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

 

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」

 

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

以下、

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
のネタバレを含みます。

よし、これでOK!笑

ただ惰性の生を生きるのみ

 

今作の始まりでは、
やはり、赤ちゃんシンジくんの状態から始まりました。

前作「Q」が終わった、まさに直後からですね。

 

そこにはもう、主体性のかけらも見ることはできず、
赤ちゃんのようにさまようシンジくんがいました。

 

物語の序盤、シンジくんは絶望に次ぐ絶望の表情で、
シンジくんにできることといえば、

カヲルくんの無惨な最期を思い出して吐いてしまうか、
寝ることしかできなくなってしまっていました。

それでも、友達であるトウジやケンスケ、
村のみんなは優しくしてくれる。

あれだけのことをしでかした自分なのに、、

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

↑暖かく見守る、友達ケンスケ

 

来る日もくる日も寝続け、できることといえば、
カヲルくんの無残な死を思い出し嘔吐するか、泣いてしまうかでした。

声をかけても、話すことさえままなりません。

 

この時点ではシンジくんは、

自分で自分の人生を歩む選択は放棄しており、
いわゆる赤ちゃん状態です。

 

「怒り」の感情を取り戻す!

しかし、痺れを切らしたアスカから、

正論をこれでもかというくらい突きつけられながら、
無理やりレーション(保存食)を口に突っ込まれ、死にかけます。笑

 

これに何か思うことがあったのか、
若干怒った雰囲気でシンジくんは家出します。

 

寝るか、吐くか、泣くかしかすることができなかったシンジくんでしたが、

ここでやっと動けるようになって、
スネることができるようになりました。

 

なので、ここからは一応赤ちゃん状態は脱して、
幼稚園生くらいの意思力は取り戻したんだと思います。
(終始上から目線でごめんよ、シンジくん)

シンジくんが一歩を踏み出せたのはなぜ?アスカの優しさ

ここでキーとなったのが、アスカの存在でした。

多分、シンジくんはあのまま優しくされていたら、
回復はむしろ遅れていたんじゃないか?

と思います。

追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

ですが、周りが優しい人たちに溢れる中
アスカという、厳しく現実を突きつけてくれる特異な存在のおかげで、

虚無しかなかったシンジくんに
「怒り」の感情が舞い戻ってきました。

 

無理やりレーションを口に突っ込むあたり、
アスカのキャラは辛辣だなぁと思います。笑

 

が!

家出したシンジくんの後をちゃんと追ってたり、

シンジくんにとって嫌な思い出である
DSSチョーカー(首に巻く爆発みたいなやつ)
がついてる首元を隠してた的な考察もどこかで見かけました。

 

元祖ツンデレキャラの意地なのか(?)、
素直な優しさは見せないけど、
やっぱり根は優しい良い子なのかなと。

隠れ健気なんですね、笑

一歩成長!だけど動けるわけではなく、、

 

そして、アスカのかけた発破により、
シンジくんはやっと、

赤ちゃんから幼稚園児シンジくんまで階段を一歩踏み出し、回復します。

 

なんだかんだで落ちるところまで落ちましたが、
ようやくここで一歩踏み出せたのかなと。

ここから、シンジくんの調子はどんどん上り調子になっていきますよ!

 

とはいえ、アスカに言われて家出してからは、
シンジくんはまたひとりに戻りました。

 

寝てるのではなく、
ずっと一人で湖を見つめ、泣いては自己嫌悪を繰り返し続ける毎日です。

 

なんでこんなに優しくしてくれるんだよ!

しかし、それを変えたのが、
綾波(仮)(「破」までの記憶なし)でした。

湖を眺め続けるシンジくんに、
綾波(仮)は、毎日会いに行き、時に食料を届けに行きます。

 

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

ですがある時、

「なんでこんなに優しくしてくれるんだよ!」
というシンジくんに、

「みんな、碇くんが好きだから」
と綾波(仮)は答え、シンジくんは、ハッとして涙します。

 

このやりとりをした後、泣き崩れたシンジくんは、

やっと幼稚園生シンジくんから
いつもの閉じこもりモードシンジくんに戻ったような感じがありました。

 

そして、やっと農作業だったり、周りの観測だったりと、
まともに働けるまでに回復するのです、、!

 

赤ちゃんモード→幼稚園児モード→閉じこもりモード

ついにここまで、、!笑

なぜ、シンジくんはまた回復できたのか?優しさを受け入れる強さ

 

でもいったいなぜ、シンジくんは回復できたのでしょうか?

 

その前に、

なぜ皆が自分(シンジ)に優しくしてくれるのか?

について、シンジくんは一人で閉じこもっている間、

本当は、心のどこかで
皆から愛されていると勘づいていたんじゃないかな?と思います。

でもその優しさを、受け取れる器がまだなかった。

 

エヴァに乗って戦ったから、
シンジくんと付き合うとメリットがあるから、
シンジくんは希少なパイロットという存在だから、、

理由づけしようと思えばできるのでしょうが、
皆、シンプルにありのままのシンジくんが好きだった。

別に何もしなくとも、突き放さず近づきすぎない、
ただ適度な距離感で、存在を気にかけてくれる。

 

誰かからの愛を欲さなくても、
自分はすでに愛されているということに、

綾波(仮)の言葉を通して、
表層の意識でも気づくことができた。

 

だからこそ、
そこまで想ってくれる皆を守りたい

そんな想いが、
ここでちょろっと芽を出し始めたんじゃないかなと僕は思います。

自分の犯した罪のことで頭がいっぱいだったシンジくんの中で、
久しぶりに誰かのことを考えた瞬間だったんじゃないかなと。

 

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

「Q」では確かにやらかしてしまったかもしれない。では「破」までの勇姿を忘れていいのか?

 

そしてある時、ケンスケとシンジくんが
働く中、話していたワンシーンで印象に残っていたことがあります。

ケンケンが言った
「ニアサー
(世界を滅ぼしかけた、「ニアサードインパクト」)

も悪いことばっかりじゃないんだよ」

みたいな言葉でした。

 

「Q」では確かに、やらかしてしまったかもしれない。

けど、

「破」のラストでは、シンジくんがいなければ
あのまま使徒にやられて世界は滅んでいました。

 

どんな出来事にも、良い悪いは表裏一体です。

この言葉も、シンジくんの心に重く縛っていた鎖が
優しく解かれていったシーンの一つだと思います。

それから徐々に徐々に、人の優しさに触れることで
シンジくんは自分の罪を受け入れ、

「自分がしてしまったことに、ただ落とし前をつけたい」
という、
真っ直ぐな想いを持ちはじめるようになっていくんですね。

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

心情の変化は表情の変化!たくましい青年へ

この過程で注目して欲しいのが、
シンジくんの表情です。

 

この映画の予告を見た時、シンジくんがこんな表情をするのか?!
と驚いた人は、少なくないと思います。笑

 

 

この「シン」のはじめは絶望に次ぐ絶望の表情で、
死んだ魚のような目、そしてクマがあったけど、

そこから閉じこもりモードのシンジくんへ、

そして今、自分の罪を受け入れた、
清々しい表情をしているシンジくんがいました。

 

このシンジくんの「表情」の変化というのも、
ぜひ作品を見ながら堪能してみてほしいポイントです。

大切なものを失ってもなお、前を向く強さ

しかし、ここで、まさかの綾波(仮)が、
突如液体となって消えてしまいます。

綾波(仮)は、ゲンドウのいる場所でしか生きられなかったんですね。

突如、皆への感謝を言い残し、消えてしまいます。

泣き崩れるシンジくん、、

追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

そんな中、ミサトさんたち味方勢力「ヴィレ」は、
敵である「ネルフ」の動きを感知し、最後の作戦決行に出ます。

 

アスカとケンスケが話していますが、
そこにはシンジくんの姿も。

 

そして、

(最後の作戦に)
「僕も行くよ」と。

これはもう、清々しく凛々しい顔で、
完全に立ち直ってくれたんだなと思いました。


ここでのシンジくんは、
綾波(仮)を失った悲しみで涙を拭いた後なのか、
目の横が赤くなっているのが印象的でした。

 

もう誰かが消えてしまっても、死んでしまっても、
以前のようにヒステリックにはならず、
それを受け入れる余裕がシンジくんにはできたんですね。

 

シンジくんはどんな姿勢でいれば良かったのか?過去作全てへの答え

 

この時点でシンジくんは、
「Q」ラストから「シン」冒頭にかけて、

何もできなくなってしまった赤ちゃん状態を乗り越え、
スネた幼稚園状態を経て、
閉じこもりモードへと戻り、

やっと、一人の人間(大人)として、
自分がしてしまったことに、責任を持って落とし前をつける

という選択ができるようになりました。

そこからのシンジくんは、
もう誰かや自分も責めるようなことはしません。

そこにはただ、罪を受け入れ、確固たる覚悟を持った
清々しい顔をした少年シンジくんがいました。

この時点でもう、静かなる胸熱です、、!

なぜ、アスカはシンジにキレ続けるのか

出撃の直前、アスカはシンジに、

「なんで私があなたを殴ろうとしたか分かった?」と聞きます。
(「Q」冒頭シーンにて、アスカはガラス越しにシンジくんを殴った)

それにたいしてシンジは、
「殺すも助けるも選択をしなかった。
自分で責任を取ろうとしなかったから」

といいます。

アスカはずっと、
自分の選択の責任を負おうとしない
シンジのことが無性に腹が立って敷かななかったのかもしれません。

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

まして、海外で一人エリートとして育ってきて、

なおさら周りからそれ(自己責任)を求められてきたアスカにとって、
シンジくんはあまちゃんに見えたのだと思います。

 

それまでのシンジくんは、
一時的には自分の意思で決めることはできても、

理不尽(試練)が起こった時、
誰かに責任をなすりつけてしまう弱さ

そんな壁に幾度となくぶつかってきました。

ですが今作のシンジくんは、
この時点ですでに、その壁を乗り越えることができた。

(今まで受けてきた理不尽の総決算をするべく、
立ち上がろうとしています)

それを見ることができただけで、もう満足です(笑)

圧巻のアクションはもはやエキサイティングな体感型アトラクション

 

そこからは、ド派手なアクションシーンの連続で、
これはもう映画館で見て欲しい!

としか言いようがありません!

せまりくる大量の敵を、無双ゲームみたく薙ぎ倒していく描写は、
圧巻の一言でした。(もう一回みたい!)

追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

周りから何を言われようと、自分の意思を曲げない!これが主人公!

そしてついに、全ての元凶である父、
そして敵である碇ゲンドウと味方サイドのヴィレの面々が対峙します。

追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

ここにおいて、シンジくんの父である碇ゲンドウは、

銃で打たれても脳みそを拾ったり、目からビームを出せたりと
もはや人間ではなくなっており、どこかへ消えていきます。

残されたシンジくんとヴィレの仲間の面々。

シンジくんは、「エヴァに乗ります」と言いますが、

シンジくんが過去にやらかした大虐殺的行為を知っている
「Q」からの新規メンバーは、それを許しません。

「エヴァに乗らんとってください!」
と言われながら、銃を向けられても一切動じず(!)に

シンジくんはブレず、「いや、乗るよ」
と確固たる自分の意志を貫いています。

 

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より

 

シンジくんが、否定されても相手も自分も否定せず、
かつ動じずに自分の意見を貫き通す、

この時のシンジくんの表情たるや、なんと清々しいことか!
とても感慨深いです。

求めていたもの、すぐそばにいてくれた人

この時にシンジくんを庇ってくれたのが、
ミサトさんでした。

ミサトさんはずっと、子供であるシンジくんに
全てを背負わせてしまったことを、後悔していました。

そしてそれを背負わせてしまった
自分自身に責任があるのだと感じています。

何があっても、自分の味方をしてくれて
守ってくれる親のような存在、、

求めていたものは、
シンジくんが執着していた父からしか与えられないものではなく、
村の友人からだけでもなく、

いつでも一番近くにいてくれたミサトさんにも、
確かに存在していたのでした。

 

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

全世界を破滅に追い込み続けた夫婦と壮大な親子喧嘩

そして物語は終盤を迎え、

シンジくんはエヴァ初号機に乗って
父との戦いに向かいます。

これまた激しいエヴァ同士の戦い、、
(もう一回見たいぞ!!笑)

 

追告 B『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

しかし一向に決着はつかず、
「暴力で語るのではない」と父ゲンドウは言います。

そして「父さん、話をしようよ」とシンジくん。

そこからゲンドウの過去、深く内省するシーンが始まります。

ずっとイヤホンで心を閉ざし、一人でいたゲンドウ。

 

人に心を開きたくない、

だからずっと一人でいたかったのに、
そこで出会ってしまった、
妻であり、シンジくんの母親である綾波ユイ。

しかしユイは、事故で亡くなって(仮)しまいます。

 

たった一人の自分の理解者だったのに、
たった一つの本当のつながるだったのに、いなくなってしまった、、

 

「たった一人の理解者だったユイにもう一度会う」

 

(そのために、使徒を倒したり、シンジくんを覚醒させたり、
いろいろ工程(儀式のようなもの?)が必要だったんですね。

まあ細かいことはわかりません!笑)

 

でもたった一つのその目的のために
人類を巻き込んでしまうんですから
流石にやりすぎよ、と思います。

 

でもって、個人的には、僕もかなりの根暗だったので
ゲンドウの内省シーンにはチクリと来るものがありました。

でも人との距離の取り方って
誰だって一度は悩む問題だと思うので、

このシーンは結構、
思うところがある人も多いんじゃないかな?

とも思いますね!

「シン・シンジ」

それはさておき、

ここの親子対峙シーンで
シンジくんはゲンドウに向かって歩き出しますが、

ゲンドウの真正面に立ったその時、
ATフィールド(虹色のバリアみたいなやつ)が発動してしまい、近づけません。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より

 

 

「まさか、俺がシンジを恐れている?!」
とゲンドウ。

どうやら、ATフィールドは、
他人との心の壁を表しているようで、

それはゲンドウ自身のATフィールドだったようです。

ここでシンジくん、いや、
もう大人の階段を登り、
進化した「シン・シンジ」

「父さんも僕と同じだったんだね」

と、父を諭します。

うろたえる父、

そう、

自分のことでいっぱいいっぱいだった
旧・シンジ(?)はもうおらず、

そこにいたのは、
自分をそばに置いきつつも他人を気にかけることができ、

自分が経験した理不尽を乗り越え
それを背中で語れるまでに成長した、

「シン・シンジ」だったのです。笑

 

「旧・シンジ」の迷い、そして大幅な寄り道が「シン・シンジ」の莫大な背景情報を伝えている

シンジくんはもう、シリーズ初っ端から、
そして生まれてきた時から、

一般的には考えられない重荷・プレッシャー
そして理不尽に見舞われてきました。

 

時にはもう、ボロボロになって
赤ちゃんシンジにもなったけど、

どん底まで落ちたシン・シンジ(と旧・シンジ)だからこそ
伝えられる莫大な背景情報が、そこにはあったんです。

 

もうそれはきっと、言葉では言い表せないものなんでしょう。

 

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より

 

父ゲンドウは自らの過ちを認め、
「すまなかったな、シンジ」と、一言謝り、
異空間にて、子供のシンジを抱きしめます。

自分のことでいっぱいいっぱいだった少年が、
自らの選択で、理不尽を乗り越えてきた経験で、
誰かを感化できるようになれた。

エヴァンゲリオンは、
そのための成長の物語なんだと思いました。

 

一人一人との対話、もう目を背けない

物語の最後には、主要な登場人物(エヴァパイロットたちでしょうか)

一人一人としっかり対話をして
見送っていくシンジくんの姿が描かれていました。

もう、人と距離をとって、
逃げ続ける旧・シンジくんはそこにおらず、

人、一人としっかり向き合えるようになった、
「シン・シンジ」がいました。

 

「エヴァンゲリオン新劇場版シリーズ」総括!

今までの自分を乗り越えるための、
重い重い一歩を踏み出した「序」

誰かのために自分の身を粉にしてまで、
そして世界が滅ぶとしても、確固たる意志を持って進んだ「破」

自分の犯した罪を徹底的に突きつけられ、
成長した自分をも投げ出して、過去の自分よりも退化してしまった「Q」

 

そして

落ちるところまで落ちた状態から、

まっさらな気持ちで、自分が選んだ「選択」一つ一つに
落とし前をつけるために、凛々しい姿で戦った「シン

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』本予告【公式】より

 

「シン」では、
凛々しい姿で戦う皆の姿、特に頼もしいシンジくんを見ることができて、
なんだか僕も清々しい気分です。

ついでに、これを書いてる空気感が伝わってくれたらいいなと、
そう思っています(笑)

 

「エヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ作品どれも、
とても素晴らしい時間を過ごさせていただいて感無量です!

 

 

全人類にエヴァンゲリオンはみてほしい

エヴァンゲリオンというと、
「難しい!難解!」
といったイメージが世間にはあるのかなと思います。

僕も一応、「シン」を観にいくのに友達を誘ってみたんですが、

「エヴァは難しそうだから見てない」
とのことだったので、一人で見にいきました(涙)

(一人で映画見に行くのは、地味に初めてだったんですが新鮮でした!
これはこれでいいなぁと)

 

でも僕は、この作品たちを見ることができて本当に良かったと思います。

 

確かにわけわからん用語は出てきますが、
正直100%の理解は不可能だと思うので、
ある程度はノリでいけます。笑

 

シンジくんが何を感じ、どう成長していくのか?
そして、あなたは何を感じるのか?

これをぜひ、体感して欲しいです。

 

これだけ特大ヒットしているシリーズなので、
必ず、あなたの中だけにしか感じることのできない感情、
大切な気づきが得られるはずです。

だから僕は、このシリーズを全人類にお勧めしたい!

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

※ちょいエロ・グロ・ショッキングシーンがあるので、
小さいお子様や家族と見るのは注意です

 

そしてできれば、あなたが感じたことを、
Twitterなりブログなりnoteなりで、
あなたの言葉で気持ちを表現してみてほしいです。

そうすることで、映画というコンテンツを、
何十倍、何百倍、何千倍も色濃く堪能することができますからね!

 

「序」から「破」そして「Q」
最後に「シン」までみたことで感じた、

この清々しさを、ぜひあなたにも味わってほしい!

そんな小さな願いをもって、終わりとさせていただきます。

追告 A『シン・エヴァンゲリオン劇場版』絶賛公開中より

 

それでは、ありがとうございました!

 

P.S.

本記事のサムネイルはエヴァンゲリオン公式サイトより

根暗コミュ障で本当どうしようもなかった僕が、少しづつ変われた「情報発信」ゼロイチから学んでみませんか。

 

「コミュ障・根暗・対人恐怖症」だった大学生が
なぜ月収100万円の不労所得を構築できるのか?

表では話せないここだけだからこそお話しできる成功法則を
すのうのメルマガにて、今だけ無料で配信させていただいています。

 

「本当に今のままでいいのか?」
「自分にしかできないことがあるんじゃないか?」
「自分らしさを発揮して何かに取り組んでみたい!」
「世間の常識に疑いを持っているけど、周りには言えない、、」

なんて方は、良かったら読んでみてくださいね。
(「あなたの常識を、ぶっ壊す!」でいきますよ!)

 

それでは、一緒にまだ見ぬ成功の世界を目指していきましょう!

▼月収600万円の起業家から学んだ”月収100万円の不労所得を構築する方法”を学べるメルマガ